立川駅から北へ向かう道を通っていて、ふと「このあたりはもう武蔵村山市なのだろうか」と気になったことはありませんか。地図で見れば一本の線でも、実際の街ではどこで切り替わっているのか分かりにくいものです。
地域情報メディア『タチカワあたり』のおみぃです。地図で市境を眺めているうちに、思いのほか面白い場所がいくつも見つかりました。
この記事では地図上の市境を東から西へ追いながら、学校が集まる場所や、商業施設の敷地をかすめる場所、基地の中へ入っていく場所など、気になった境目を見ていきます。
立川市と武蔵村山市が接する範囲
立川市は北側で武蔵村山市と接しており、市境を地図で追うと東西に長く続いています。まずは東側の玉川上水駅周辺から見ていきます。
玉川上水駅に集まる三市の境
玉川上水駅周辺の地図を見ると、立川市、東大和市、武蔵村山市という三つの市の境界がかなり近いところまで集まっています。その近くに、それぞれ別の市に所在する学校が並んでいるんですよね。
- 拓殖大学第一高等学校は武蔵村山市
- 国立音楽大学は立川市
- 都立東大和南高等学校は東大和市
徒歩数分の範囲にこれだけ違う市の学校が集まっているのは、玉川上水駅ならではの光景です。実際に歩いてみると、駅の出口ひとつで進む方角が変わる面白さがあります。
こっちは立川市、少し進むと東大和市、こちらへ行けば武蔵村山市。同じ駅前でこれだけ切り替わる場所は、なかなかないと思います。
イオンモールにかすめる市境の線
玉川上水駅から市境を西へたどっていくと、次に気になるのがイオンモールむさし村山の周辺です。立川市地理情報システムで市境を確認すると、境界線はこの施設の敷地付近を通っています。
施設全体としては武蔵村山市榎一丁目の所在地になっていますが、地図上では境界が敷地のすぐそばをかすめる形になっています。駐車場などで境をまたいでいるかもしれないと思うと、ちょっと面白く感じます。
ただしこうした細かな境界は、地図の縮尺や土地の境界そのものと完全に一致するとは限りません。気になる方は公式の地図で確認するのが確実です。
エステート立川そばの細道が境界
市境をさらに西へ進むと、エステート立川と北川沿いの緑地の間に細い道路の区間があります。この道が、そのまま立川市と武蔵村山市の境になっています。
道の北側が武蔵村山市、南側が立川市というくっきりした分かれ方をしていて、市境らしさをいちばん感じられる場所だと思います。
実はわたしは元々武蔵村山の出身なのですが、ただの細道なのに、片側は自分の出身地、反対側は立川だと思うと急に面白く見えるんですよね。自転車でこの道を通るたびに、勝手に盛り上がっています。
おみぃ道の右と左で市が違うと思うと、それだけでちょっと面白いんです
横田基地で見えなくなる市境
ここまでは道路や建物を見ながら追えた市境ですが、西へ進むと横田基地の中へ入っていきます。ここから先は、現地で線を追いかけることができません。
横田基地は立川市、昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町の五市一町にまたがる広大な基地です。基地の東側が武蔵村山市域にあたるとされています。
歩ける境界から歩けない境界へ切り替わる場所、というのが西端の特徴です。地図の上だけで押さえておく境界、という捉え方で無理がありません。
この境界の景色はこれから変わる
今見てきた市境の景色は、実はこれから少しずつ変わっていきそうです。東京都は上北台から箱根ケ崎までの約7.1キロメートルの延伸事業に着手しており、2030年代半ばの開業を目指しています。
この延伸により、武蔵村山市内には5つの駅が予定されています。都内の市区で唯一なかった鉄道駅が、この市境の近くに誕生するわけです。
今のうちに歩いておきたい景色が増えたな、と個人的には感じています。北部の様子は数年後、きっと今とは違って見えるはずです。
- 今回の市境確認について
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市境の位置は立川市地理情報システムなどの公的な地図を参考に確認しています。
現地の道路や建物だけでは、正確な境界を判断できない場所もあります。気になる場所は公式な地図や窓口で確認するのが、いちばん確実な方法だと感じています。
市境を追ってみた感想
地図ではただの一本の線ですが、実際に追ってみると、学校が集まる場所を通ったり、商業施設のすぐそばを抜けたり、細い道そのものが境になったりと、場所によってずいぶん表情が違いました。
最後には横田基地の中へ入っていくところまで含めて、四か所それぞれにまったく違う顔があったのが今回いちばんの発見でした。
普段何気なく通っている道のどちら側が立川で、どちら側が武蔵村山なのかを眺めるだけでも意外と楽しめます。モノレール延伸で北側の景色も変わっていきそうなので、今の境目の様子も残しておきたいところです。












