ハザードマップは見たことがあっても、色の意味や区域の読み方を暮らしにどう結びつけるかで、迷ってしまうことがあります。立川市で調べる意味は、多摩川や残堀川の流れかた、台地と低地の境目など、地域固有の地形条件があるためです。
地域情報メディア『タチカワあたり』のおみぃです。わたし自身、立川で物件を探すときは必ずハザードマップを確認していました。多摩川の水が溢れたら、どの程度まで浸水が起こる可能性があるのか、みたいなことを気にしていた時があります。
この記事では、立川市のハザードマップの地図の種類、自宅や通勤通学の範囲での見かた、避難所情報の注意点まで順番に整理します。なお、この記事の情報は2026年5月時点で確認したものです。
ハザードマップを開きたくなる場面
引っ越し先を検討しているとき、大雨や台風のニュースを見たとき、子どもの通学路が気になったとき。きっかけは人によって違います。
わたしも台風の前夜に「自宅のあたりってどうなんだろう」と急に気になって調べたことがあります。夜に子どもを寝かしつけながら、スマホで地図を開いた感じです。そういう場面で迷わず使えると、少し落ち着くことができますね。
立川市で見られる地図の種類
立川市が公開しているハザードマップは、一枚の地図だけではありません。災害の種類ごとに別々の図があります。
- 外水ハザードマップ
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川が溢れることで起こる浸水を想定した地図。多摩川や残堀川に関する図が含まれています。
- 内水ハザードマップ
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大雨で排水が追いつかず、道路や低い場所に水が溜まることを想定した地図。
- 土砂災害ハザードマップ
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崖崩れや土石流が起こりやすい区域を示した地図。台地の端に近い場所で確認したい図です。
それぞれ前提にしている災害の種類が違うので、自宅の場所によって、どの図を先に見るかが変わってきます。
色分けと区域の意味を読み取る
迷いやすいのが、地図に塗られた色の意味です。外水マップでは、浸水の深さの目安が色で示されています。薄い色は浸水が浅い想定、濃い色ほど深い想定という大まかな読み方が基本です。
色の境界線は目安であり、実際の浸水がその通りになるとは限りません。地図の凡例(図の説明欄)を確認してから読むと、数字の意味もつかみやすくなります。
多摩川に近い場所で気にしたいこと
立川駅の南側は、川に近づくにつれてかなりの坂になっています。台地から多摩川の低地へ下っていく地形で、地図を見るときにもこの高低差を意識しておくと、浸水リスクのイメージがつかみやすくなります。
多摩川は台風などの大雨で増水することがあります。令和元年の台風では増水によって日野橋の橋脚が沈下し、長期間にわたって通行止めになりました。川の増水は浸水だけでなく、橋や道路の通行にも影響することがある。そのことを頭に置いておくと、地図の見方も少し変わります。
川の近くと低い土地での地図の使い方
川に近い場所は外水マップを、川からは離れていても低い土地は内水マップを、台地の端に近い場所は土砂災害マップを確認する。地形の種類で見る図が変わります。
武蔵野台地の上に位置するエリアは、低地と比べて外水リスクが異なることが多いですが、大雨時の内水浸水が全くないわけではありません。くぼんでいる場所や谷状の地形は、台地上でも確認しておきたいところです。
自宅まわりで先に見ておきたいこと
自宅の住所を地図上で探したとき、まず「どの色の区域に入っているか」を確認します。次に、その色が何メートルの浸水深に対応しているかを凡例で照らし合わせます。
自宅だけでなく、自宅の北側・南側など近隣も合わせて見ておくと、状況がつかみやすいです。地図の境界線はきれいに引かれていても、実際の地形は微妙にずれることがあります。
通勤通学の道で気にしたいこと
自宅だけ確認できても、毎日通る道が浸水しやすい場所だと、大雨のときに動きにくくなります。特に子どもの通学路は先に見ておきたいところです。小学校への道、使っている踏切や交差点のあたりも、一度地図と照らし合わせておくと安心感が違います。
おみぃ普段通ることの多い道も確認しておくと楽です
避難所の情報を見るときの注意
ハザードマップには避難所の場所も記載されています。ただし、避難所は災害の種類や状況によって開設される場所が変わることがあります。マップに載っている場所が、そのとき必ず開いているとは限りません。
また、避難所の場所が指定されていても、そこへの道が浸水している場合もあります。自宅から避難所までの経路も、地図上で確認しておく価値があります。
一枚の地図だけで決めにくい理由
先に結論を言うと、一枚のハザードマップだけで「ここは安全、ここは危険」と分けることはできません。外水・内水・土砂と、見る図によって対象の災害が違い、それぞれ別の条件が前提になっています。
立川市には自衛隊基地もあることから、災害対応や地盤の面で比較的強いと以前から言われています。それでも、準備しておくことに越したことはない。複数の図を重ねて見ることで、状況をより多角的につかめます。
よくある失敗と気をつけたいこと
ハザードマップを調べるときに起きやすい失敗を、いくつか整理しておきます。
- 色だけ見て凡例を読まずに判断する
- 外水マップ一枚だけ見て終わりにする
- 避難所の場所だけ確認して経路を調べない
- 古いバージョンの地図をそのまま使い続ける
- 地図を見ただけで家族と内容を共有しない
特に更新の点は見落としやすくて、立川市のハザードマップは過去に改定されています。公式サイトから最新版を確認するようにしてください。
立川市の公式情報を確認する方法
立川市のハザードマップは、市の公式ウェブサイトからダウンロードできます。外水マップ、内水・土砂災害マップなど、種類ごとに公開されています。
「立川市 ハザードマップ」で検索し、市の公式ページから最新版を確認します。
外水・内水・土砂災害など、自宅の地形に合った図から順に確認します。
地図本体を見る前に、凡例(色の説明)を確認しておくと読み間違いが減ります。
自宅だけでなく、毎日使う道と避難所への経路も合わせて見ておきます。
ダウンロードして印刷して、手元に一部置いておくと安心感が違います。
東京都が提供している「東京マイ・タイムライン」も、合わせて活用できるツールです。台風や大雨のときに自分や家族がどう動くかを事前に書き出しておく仕組みで、わたしも妻と一緒に使いました。家族全員がそろっているとき、自分が仕事中のとき、子どもたちが学校や保育園にいるときで、動き方がそれぞれ変わります。一度考えておくだけで、かなり頭の中が整理される感じでした。
今日から始める小さな一歩のすすめ
ハザードマップは、一度開いてじっくり読もうとすると、つい後回しになります。今日の夜でも、スマホで「立川市 ハザードマップ」と検索して、自宅の場所だけ確認してみるところから始めてみてください。
わたしも家族と「この色はどういう意味か」と話すようになってから、少し具体的に考えられるようになりました。子どもの通学路を一緒に地図で見ながら話すと、避難所の場所も自然と頭に入ってきます。東京マイ・タイムラインに書き出しておくのも、防災の話を家族ですすめるきっかけになると感じています。
全部を完璧に把握しなくても、今日一か所だけでも確認できたら、それで十分だと思います。そこから少しずつ、自分の生活圏のイメージが広がっていくといいですね。この記事が、その最初のきっかけになったらうれしいです。












